CATEGORY:■編集長のズバッと提案
2009年09月23日
マニフェストは何が何でも実行すべきか?

民主党のマニフェストには以下の記載があり、どれも今頃になって、マスコミの話題になっている。
1 「八ツ場ダムは中止」
2 「高速道路は段階的に無料化」
いざ実現に向けて動き出すと、いろんなことがわかってくる。
八ツ場ダム建設に向けて土地や家屋を移した者
連休中の大渋滞で高速道路の無料化に疑問を持った者
これらの声を聞いて気持ちが変わった者
もいるだろう。
そうなると、
「政府(民主党)は、マニフェストに書いたことを
何が何でも実行すべきなのだろうか?」
たしかに
選挙に勝ったからといって、マニフェスト全項目が信任されたわけでない。
そうかといって、「八ツ場ダムは中止」は白紙、「高速道路無料化」は白紙では、国民への裏切りだろう。
実現段階に入ったばかりだが、実に難しい局面を迎えたと思っている。
私は他人事にはしたくないので、自分だったらどうするかを考えてみた。
ヒントは、先週放送されたNHKドラマ「再生の町(4)」にあった。
仮想市「なみはや市」の市長に就任した若き市長の公約「ニュータウン計画」を守るか、今困っている市民の生活を守るかで大いに悩む。
ここで課長の選択は、部局折衝を市民公開で行うことだった。次回の最終回で結果が出るだろうが、上記の選択とダブる。
マニフェストは基本であり、その原則は絶対に変えてはならない。
しかし、各施策の実現については、実現させないことも「あり」だと考える。
ただし、利害関係者との対話を重視し、可能なものは実験した上で、政策形成過程を公開し、国民的議論を起こす必要がある。
一部の政治家や官僚による政策形成から、市民を巻き込んだ合意形成・政策形成こそが、時代に求められる理想の政治だろう。
「マニフェストにあるから」ではなく、市民による市民のための政治を作れるかにかかっていると考えるのである。
仮想市「なみはや市」の市長に就任した若き市長の公約「ニュータウン計画」を守るか、今困っている市民の生活を守るかで大いに悩む。
ここで課長の選択は、部局折衝を市民公開で行うことだった。次回の最終回で結果が出るだろうが、上記の選択とダブる。
マニフェストは基本であり、その原則は絶対に変えてはならない。
しかし、各施策の実現については、実現させないことも「あり」だと考える。
ただし、利害関係者との対話を重視し、可能なものは実験した上で、政策形成過程を公開し、国民的議論を起こす必要がある。
一部の政治家や官僚による政策形成から、市民を巻き込んだ合意形成・政策形成こそが、時代に求められる理想の政治だろう。
「マニフェストにあるから」ではなく、市民による市民のための政治を作れるかにかかっていると考えるのである。
メディアからは、地元反対の声しか伝えられません。
地元でさえ、反対賛成と別れています。
何十年もの歴史を伝える、公平な番組を作って、国民に伝えて欲しいです。
ひとりひとりが考える機会をもうけてほしい。
マニフェストを実行すれば、「地元住民の意を・・」
実行できなければ、「早くも・・・」
そんな報道が目に見えています。
報道の役目ってなんですか?と各メディアに問いたい。
静岡空港のように、まず建物ありきで強行に押し進められてきてはいないでしょうか?
自然を壊したら元に戻せません。
八ツ場ダムを考える会
http://yamba-net.org/
一度決めたら決行は今までのお役所(お国)シゴトでした。
時が過ぎれば、それまでの◎は×に変わっていたりします。
絶対ではなく、柔軟にベストな策をとってほしいと考えます。
マスコミが中立の立場で、ディベートの場を作っていただければ、市民参画政治が実現すると思いますが、どうでしょうか?
>マニフェストを実行すれば、「地元住民の意を・・」
>実行できなければ、「早くも・・・」
私も多くのメディアの「筋書き」をこう読みました。
>マスコミが中立の立場で、ディベートの場を作っていただければ、
そうですね。ここまでできれば拍手ものですね。
それが無理でも、詳細なデータをわかりやすく伝えることで、市民を巻き込んだ合意形成・政策形成につなげてほしいと思います。
そして、ぜひ対話ができる状態にして、市民参画による合意形成過程を公開し、この難問を解決したいものです。
ダムは天下りの巣窟ですから。
マスメディアは、それを知ってか、知らずしてか
まるっきり伝えられません。どこも同じ画像とコメント。
現報道すら、調査せず偏っています。
それを鵜呑みにしちゃいますよね、国民は。
公平なメディア(真相を伝える)は、私が知るところ、ほんのわずか。
それが大勢の国民に触れることは難しい ときています。
まずその場所に、巣窟からは出てこない気がします。
党利党略のために国民を犠牲にするのはもう終わりにして欲しい。
「中止することの意味を皆がどう共有できるかということだと思う。金銭的な問題、環境問題上の意味、公共事業をどうやって決めてきたかの問題、反対しているのを無理やり賛成に回らせてきた歴史……政権交代がされなかったゆえにずっと可能にしてきた。国民全体が考え、外野席にいてはいけないという気がする」
KENさんの書いたTVディベート、どっかの放送局でやってくれないかなあ。政治家以外の論客3人くらいのチームで、攻守交替制でやれば視聴者に伝わり、国民的議論が起こせると思うんだけどな。