CATEGORY:■編集長のズバッと提案
2008年09月24日
授産製品開発、次の一手

障害のある方等の作業場(授産施設)では、パンなどの食品、ティッシュカバー等の雑貨を作り、販売している。障害者自立支援法施行以降、授産製品品質向上・販売促進プロジェクト事業など様々な工夫がされているが、まだまだ決め手が見つからないようである。
授産製品の強みは何だろうか?上記プロジェクトブログには以下のコメントが入っている。
>強み
>・しょうがいのある方が作っている。
>・比較的安価なものが多い。(人件費の問題?)
>・手作りの品が多い
「しょうがいのある方が作っている」は、残念ながら強みにはなれないだろうと思うが、 「1つ1つ丁寧に作ることができる」ということが、強みになりうると考えている。
「比較的安価なものが多い」も、強みというより、実態であろう。しかし、ここは「逆の発想」ができる。(後述)
「手作りの品が多い」も強みというより、実態であろう。しかし、ここは「こだわりどころ」である。
私は、 「地域情報つなぎ隊」でもあるので、上記コメントと自分の発想をつなげて、次の一手となる商品開発を考えた。
それは、

「1本千円からの焼肉のたれ」
である。家庭用の焼肉のたれというと、300円前後のものがよく売られていて、500円を超えるものはそれほど多くない。そのため授産製品でも500円から高くても800円程度に抑えられている。そこで、逆転の発想で、最高の素材を使って、最高に丁寧に作った手作りの焼肉のたれができたらどうだろうか?1本千円でもほしくなるんじゃないかと思う。
・正確に調合できるか?→1つ1つ微妙に味が違ってもいいじゃない。
・なぜ焼肉のたれがいいの?→調味料の中で、最もたくさんの素材が入っているので、工夫の余地が大きいから。
・どんな人が買うの?→今、これを読んで気になってきた人。それに甘口、中辛、辛口3本セットにすれば、プレゼントにもしやすい。(新たな販売ルートへ)

さらに、最高級1本3千円の焼肉のたれも準備しておこう。新たなニーズを掘り起こすんだからね。
でも、安い肉がうまくなるかは保障しません。あしからず…(^^;
さて、前出の授産製品販売促進プロジェクト事業は、現在第2弾の
箸&袱紗セットが販売されていらっしゃるようです。
http://www15.ocn.ne.jp/~syouju/wahasifukusa.htm
これは、袱紗の方しか製作に関して、障碍をお持ちの方がかかわっていないというところが、ちょっとひっかかるものの、単価を上げてよいものを提供しようとする試みですので、私も大変興味を持っています。
また、いつかお会いできる日を楽しみにしています。
メッコ
コメント&情報ありがとうございます。
「安く売らなきゃ」よりも強みを使って「利幅をつくる」狙いが同じですね。
またゆっくりお会いしましょう。