CATEGORY:地域活動記者のわくわく取材録

2012年09月02日

焼津地域活性化プランコンテストの中間発表を見て

焼津地域活性化プランコンテストの中間発表を見て


8月31日夜、「焼津地域活性化プランコンテスト」の中間発表会に
模擬審査員と助言者として参加。

「焼津地域活性化プランコンテスト」とは、全国の大学生が3人1組でチームになり、
焼津市に2泊3日でフィールドワークや調査を行い、最終日(9月1日)に
地域住民の方々の前でプレゼンテーションし、最も魅力的なプランを決定するコンテストである。
今回のテーマは「産業と観光」。以下に主催者ホームページがある。
http://yaizuplan.jimdo.com/
なお、全国でも鯖江市や有田市で開催されていて、有田市でのコンテストのページには
詳しい報告書や映像記録があってわかりやすい。
http://www.aritapc.jp/

参加チームは、京都大学、慶応大学、静岡県立大学チームのほか、
金沢大学、南山大学、明治大学、静岡産業大学による混合チームが参加。
結果はいずれ主催者ホームページで明らかになるとして、自分の感想をメモにて紹介する。

各学生達は焼津に来る前から焼津を調べ、資料やデータを集めている。
黒はんぺんなど地元産業や魚市場を訪れ、地元の人達と話して企画を練っている。
企画の作り方は全く自由である。
魚グルメイベントものが多かった(中間発表時点で)。
短期間とはいえ、学生達は焼津市の未来を真剣に考えている。


さて、模擬審査をしながら考えていたことがある。
「自分が参加していたら、どんなプランをつくるか?」である。
テーマは「産業と観光」であっても、その基盤にあるもの、なんといっても、

「防災」である。以下、個人的思いつきの架空プラン。

昨年の3.11以降の最大の心配事であり、数日前に南海トラフ巨大地震の
最大津波高が発表されたことから、ここにスポットをあてたい。
特に今後、数十億円かけて30基建設するという「津波避難タワーの活用方法」を提案する。

津波避難タワーは補助金の適正化法の観点から、
もっぱら避難に使用することとある点がひっかかる。
非日常を日常に近づけないと、いざという非日常時に使えないことがある。
すぐ起こるか数十年後かわからない天災ならばなおさらである。
目的外使用をしたら補助金が使えなくなって困るという考えもあるが、
補助金の財源は税金なので国全体から見れば、有効活用が必要と考える。

町内会や学校等の避難訓練時に、タワー屋上にタープ(簡易屋根)を
つくり、そこで弁当を食べる。
眺望を利用して、花火大会、星の観測等での開放もできる。
高さを利用して、やぐらにクライミングキット等をつけて、各タワー一斉の
クライミングイベントやSASUKEの練習ができるようにする方法もある。
(悪ノリしすぎた感があるので、ここでおしまい)


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Posted by ろくさん  at 23:55 │Comments(4)地域活動記者のわくわく取材録

COMMENT
面白いですねー・・・
海も見れて、花火も見れて良い感じです!
焼津の参加学生にも見せちゃいますね^o^/
Posted by 本多隆爾 at 2012年09月03日 00:05
本多くん、ありがとう。
肝心な感想を忘れていました。
「少人数のスタッフがよくぞここまでやった」ということ。
お疲れ様でした。
ぜひ、参加者にも紹介ください。
Posted by ろくさん at 2012年09月03日 07:21
このような企画に積極的に参加される大学生がいるのに感激です。
まちづくりにだけでなく学生さんの将来にも役立つことだと思います。
ぜひ応援したいですね。


さて、わたしの町には2014年までの3年間で15基の津波避難タワーが作られる予定です。
ろくさんのアイデアおもしろいですね。
まちの景色が随分変わりそうです。
Posted by おおむら at 2012年09月03日 07:52
>おおむらさん
そうですね。学生達の行動にはいつも刺激を受けます。
津波避難タワーの必要性はわかりますが、まちの景色を変えるものですから、(私の思いつきはともかく)平常時にどう使うかを市民レベルで考えていくべきでしょうね。
Posted by ろくさん at 2012年09月03日 12:54
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    コメント(4)