CATEGORY:地域活動記者のわくわく取材録
2009年07月18日
社会起業家とビジネスプランコンテスト

7月25日(土)静岡県立大学で「社会起業支援サミット2009 in 静岡」が開催される。
主催は、静岡大学や県立大学の学生に社会人が加わった有志メンバーで、県内社会起業家による15分ずつのリレー・プレゼンテーション等を行うとのこと。 もちろん、イベントは序章にすぎないが、社会的課題の解決の動きが様々な形で生まれてくればうれしい。
リレー・プレゼンテーションのメンバーを見ると、SOHOしずおかビジネスプランコンテスト(ビジコン)の入賞者やNPOなど、知っているメンバーが多い。
SOHOの先駆者から、
「ビジネスを起こすには、自分が儲かるだけでなく、相手はもちろん、社会にも喜ばれるかが必要」
NPOの先駆者から
「NPO活動を続けるには、社会貢献の気持ちだけでなく、お金がまわる仕組みが必要」
との話をよく聞く。
SOHOとNPOは、一見、遠い存在でありながら、お互い近い位置を目指し始めているのではないかと考えている。
それが、 「社会起業家(ソーシャルアントレプレナー)」 という存在だろう。
(関連記事→SOHOはマル2つ、NPOは・・・)
今年も募集が始まったビジコンも第8回となったが、自分にとってこのビジコンは、社会起業家としての力試し であると同時に、 「こうなったらいいな」構想実現化に向けての臨界前核実験でもある。さらに、もう「社会貢献はもうからない」「公務員は経営感覚がない」とは言わせないぞという気持ちで勝負し、それなりの結果を残せたと思っている。
もちろん計画どおりに実現できているわけではないが、第4回で、優秀賞を受賞した「高認コージ」は、 「大検だいすけ」のまま、9年間計5600件の相談記録を無料で公開を始め、高校中退者等の少しでも役に立てればと思っている。第3回で審査員特別賞を受賞した「現物給付型民間介護保険コーディネート~介護保険の民営化」は、静岡県宅老所・グループホーム連絡協議会の記念講演を担当したり、イベントや広報で連携協力している。
さらに私のオフタイム社会起業家活動である 「おもてなしバッジ」 、 「いただきます検定」や「こどもとおでかけクチコミの森」も、実はビジコン挑戦のプロセスで得たノウハウを活かしている。
振り返ると、ビジコンには「自分の地域がこうなったらいいな」という思いを実現させるの必要な要素がたくさん含まれている と思う。応募すると考えがまとまり、2次面接で突っ込まれると弱点がわかり、2次通過者対象の診断士助言で再整理でき、発表準備で自分が変わり、発表で周りが変わる。もちろん、SOHOしずおかビジネスプランコンテストは社会起業家のためのものではない。しかし、このビジコンで評価されなければ、どんなにいい社会貢献も継続は難しいだろう。
社会貢献は継続が必要である。継続には、熱意とネットワークとビジネスモデル(お金がまわる仕組み)が必要である。
「社会起業支援サミット2009 in 静岡」では、そんな視点で参加してもらえればうれしい。
私のビジネスプランコンテスト入賞作品が気になる方は、つづきをどーぞ!
(以下参考)
第4回SOHOしずおかビジネスプランコンテスト 優秀賞
”人生起き上がり小法師” 高卒資格取得応援サービス「高認コージ」
今、年間8万人が高校を中退しています。その原因として、人間関係によるものが増えています。ここから立ち直れない若者は、学校、家族や友達からも孤立し、引きこもりやニート予備軍になると言われています。
さて、こうした問題はビジネスで解決できないのでしょうか?いいえ、そんなことはありません。経験者や専門家の相談、出願代行などネットを活用した「起き上がり小法師」型ビジネスモデルで、中退者と彼らの未来をつなげたいと思います。
発表映像
第3回SOHOしずおかビジネスプランコンテスト 審査員特別賞
『現物給付型民間介護保険コーディネート~介護保険の民営化』
コミュニティビジネスを超えた「国を変えるビジネス」として、介護保険制度の民営化ビジネスを提案します。サービスを受けなければ損という現状から、家族や自分ががんばればお金になる仕組みをサポートします。「つづき文学グランプリ」や実行中の「おもてなしバッジプロジェクト」と併せ、NPB(新公共ビジネス)の視点から発表します。ビジコン史上最大級のスケールです。懐はあったまらないかもしれないけど、心があったまるアイデアを感じてください。
発表映像
第4回SOHOしずおかビジネスプランコンテスト 優秀賞
”人生起き上がり小法師” 高卒資格取得応援サービス「高認コージ」
今、年間8万人が高校を中退しています。その原因として、人間関係によるものが増えています。ここから立ち直れない若者は、学校、家族や友達からも孤立し、引きこもりやニート予備軍になると言われています。
さて、こうした問題はビジネスで解決できないのでしょうか?いいえ、そんなことはありません。経験者や専門家の相談、出願代行などネットを活用した「起き上がり小法師」型ビジネスモデルで、中退者と彼らの未来をつなげたいと思います。
発表映像
第3回SOHOしずおかビジネスプランコンテスト 審査員特別賞
『現物給付型民間介護保険コーディネート~介護保険の民営化』
コミュニティビジネスを超えた「国を変えるビジネス」として、介護保険制度の民営化ビジネスを提案します。サービスを受けなければ損という現状から、家族や自分ががんばればお金になる仕組みをサポートします。「つづき文学グランプリ」や実行中の「おもてなしバッジプロジェクト」と併せ、NPB(新公共ビジネス)の視点から発表します。ビジコン史上最大級のスケールです。懐はあったまらないかもしれないけど、心があったまるアイデアを感じてください。
発表映像
BRTは赤字鉄道を救えるか?
卒業式当日、学生がやっておくべき5つのこと
学生相談「話すことへの抵抗感」の減少策
講演会「地域×子ども・若者~支える「大人」の役割とは~」
やりたいことか?求められていることか?
「自分のために」と「誰かのために」どっちが必要?
卒業式当日、学生がやっておくべき5つのこと
学生相談「話すことへの抵抗感」の減少策
講演会「地域×子ども・若者~支える「大人」の役割とは~」
やりたいことか?求められていることか?
「自分のために」と「誰かのために」どっちが必要?