CATEGORY:本業延長記者のバリバリ取材録
2009年07月05日
大学生の学力低下より心配なこと
大学フェア2009名古屋に来た。
大学受験生対象に100以上の大学がブース形式で相談を受け付ける他、面接対策セミナーや景品が当たる抽選が行われていた。モニターで各大学の紹介をしているブースもあった。自分の時代、ウン十年前は、こういった催しはなかったか、あっても首都圏で縁遠いものだった。
やはり少子化で大学全入時代と言われるだけあり、大学と受験生の関係も変わってきたと言えるだろう。
さて、そんな中、先日、「大学生の学力低下」について調べているという記者と雑談をした。
たしかに長い目でみればそう言えるだろう。
1 学生を確保したい大学
2 送り込みたい高校
3 少しでも上と見える大学に進学したい学生
の利害が一致し、より入りやすくなって学力低下を招いたというのが、よくある論理である。
しかし問題は「学力低下」だけだろうか。
もっと心配なのは、
学ぶ志の低下 である。
ある大学の相談者によると、相談に来る学生の中には、
1 ブースに相談には来るが、何もしゃべらない(こちらが聞くまで黙っている?)
2 創立はいつですか?どんな学部がありますか?(わざわざ相談に来る内容かな?)
3 おじさんは大学で何やってるの?(友達じゃないぞ)
といった「???な学生」が増えているそうである。
これらは学力低下以前の「志」の問題である。
ゆとり世代とはいえ、安易に進学できることで、志まで低くすれば学ぶ意義まで失っていく。逆に志が高ければ、自発的に学ぶ大学のスタイルでどんどん伸びていくだろう。
大学フェアは、7月18日にツインメッセ静岡でも開催される。
参加される学生は、目標を定め、志を高めるために利用してもらえればと思っている。

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1 ブースに相談には来るが、何もしゃべらない(こちらが聞くまで黙っている?)
2 創立はいつですか?どんな学部がありますか?(わざわざ相談に来る内容かな?)
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といった「???な学生」が増えているそうである。
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あの頃とは変わったイマドキの大学事情
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例のツアーで中国へ行って感じたことは、大学進学率がまだまだ低いい中国はかつての日本のように、学生の学ぶ意欲が猛烈に高いということです。いい会社に就職してキャリアアップしていきたいから、と学生は言います。
でも、今の日本で、学生が働くことに夢を持てるかといえば、決してそうではないと思います。中国のように平均所得が伸びているどころか、給料は右肩下がり、業務は多くなる一方の職場で働くために、がむしゃらに勉強しておこうとは思えないと思います。
職業観と学ぶ意欲は必ずしも一致しないかもしれませんが、若者が意欲に満ちあふれていた時代とは違うんだなということを中国で感じました。
コミュニケーションができないとか、マナーを知らない、という点は単純に問題だと思います。
私は、学力低下のなぜ?を「志の低下」とみましたが、
まだまだ、その先のなぜ?がありそうですね。
なぜ?なぜ?を追究して、いきましょう。