CATEGORY:地域活動記者のわくわく取材録
2008年10月09日
高卒資格の道は2つじゃない
理由あって、高校を中退した場合など、高等学校卒業程度認定試験(以下「高認」。旧大検。)に合格すれば、高卒と同等の学力があると国が認定する制度がある。すなわち、高卒への道は、高校を卒業する方法と、高認に合格する方法の2つがある。ところが、高認制度の応用活用はあまり知られてなく、かつ高校中退者にとっては届きにくい情報である。
私は、9年近く前に「大検だいすけ」を開設し、5千件の相談に応えてきたが、先月富士市に開校した「伊藤学校」で、自分が役に立てそうな相談があったので、空き時間をみつけて行ってきた。→関連記事(伊藤学校×ゆめ・まち・ねっと)
高校と高認の合わせ技による、第3、第4の選択肢が使えると思ったからである。
第3の選択肢は、高校の修得単位を使って一部科目免除をして、残り科目合格で高認合格を目指す方法である。高認で比較的難しいとされる科目は、数学と世界史である。数学は唯一択一方式でないため、勘に頼れない。(高認の合格ラインは40点なので、4択や6択では勘も有効である。)世界史は何といっても範囲が膨大である。これらの科目が合格ラインまで届かないのであれば、単位制の高校などで免除に必要な単位を修得すれば科目免除できるのである。
第4の選択肢は、高認の合格科目を卒業単位に振り替えて、高校卒業を目指す方法である。通信制や定時制の高校で、苦手じゃないけど出席が足らないなど単位をとれない科目は高認で科目合格すれば、卒業単位に振り替えてもらえる場合がある。事前申請や科目や単位数の制限があるものの確実で有効な方法である。
もちろん、これらの選択肢は応用編であり、活用には注意が必要である。もし個別のケースで疑問があったら、気軽に大検だいすけ掲示板で相談してほしい。
さて、今回の相談者は、修得単位数がないため、第3第4の選択肢はすぐには使えないが、来年8月の高認を受け、取りこぼし科目を11月の高認でという方向が見えてきた。今からコツコツ努力すれば、十分合格可能であるし、そのまま進学できる可能性もある。
そんな話をした時のとてもうれしそうな表情が頭に残っている。どんどん夢を膨らめてくれればうれしい。
参考 大検だいすけのビジネスモデル→ 「高認コージ」構想(SOHOしずおかビジネスプランコンテスト プレゼン映像)
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富士市新採研修もよろしくっ!
富士市新採研修の件は、2回目というのもうれしいですね。
より気を引き締めたいと思います。
4月からまた静岡で働いています。
何かお手伝いできることがありましたら、ご連絡くださいね。