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2014年04月12日

大学職員振り返り(学生交流・後編)

大学職員振り返り(学生交流・後編)
県庁から人事交流で大学職員として勤務した5年間の最終年を振り返る。書き込んだ手帳5冊とこのブログの過去ログとあいまいな記憶から、自分への備忘録として。
■5年目(つなぐ)
最終年だからといってブレーキはかけないようにしよう、今年も「挑戦」だと思っていた。

オープンキャンパスと新入生入学手続き時のサークル企画は、昨年度のテスト実施を活用して、参加サークルが増えただけでなく、効果的な企画になった。参加した在学生からも喜びの声が届き、ほぼ形になったと言えるだろう。
また、オープンキャンパスに申込できなかった高校生を対象に開いた「夏期大学説明会」では、大学・入試説明や学生スピーチに加え、1グァテマラ2ニューヨーク、マルタに留学中の学生たちとスカイプ中継(リンク先に動画あり)を行った。インパクトのある企画を加えたいと思っていた矢先に、「せかい勝手に観光大使同盟」が立ち上がったので声をかけたら即快諾。短期間で実現した。マルタは朝4時、眠そうだったけどその臨場感が実に楽しかった。会場アンケート結果も上々で、関係者からも「ナイスチャレンジ!」との声をいただいた。
高校生のための巨大進学イベント「夢ナビ」では、たくさんの教授によるミニ講義の中で唯一学生サークル(静岡学生NGOあおい)によるワークショップを開催した。一方的な講義よりも在学生との対話を通じて、正解のない答えを探す(作る)楽しさ(難しさ)を体験することができたと思う(会場アンケート結果も好評だった)。あおいメンバーのナイスチャレンジである。

一方、これまでお世話になった学生たちが新たな縁をつないでくれた。静岡大学のA君は、私が紹介したフューチャーセンターを静岡大学で立ち上げる中心になって動いてくれたし、常葉大学でも始まり、未来志向の対話を通じてそれぞれの大学の学生ともつながることができた。
そんな時に、金沢大のIくんが、金沢の学生たちが作っている里山フリーマガジンatetoteをたくさん送ってくれた。私はそれを「静岡時代」「&YOU」「静岡大学棚田研究会」「常葉大学たぬき村」「県立大学CO-CO」に配布することで、自分自身がこれらの団体とあらためて関わる大きなきっかけになった。
さらに先月には、県立大学の「地域コラボプロジェクト」が、金沢市と鯖江市に視察交流したが、様々な縁がつながった結果だと思うし、次の展開が楽しみである。

5年間を振り返り、学生からたくさんのことを学び、対話して考えて行動することで、いろんな縁をいただき、充実した展開になったとあらためて思う。
そして先週、私の新職場で、金沢学生のまち市民交流館が特集された雑誌「地域創造」が回覧され、関連部署が開催する研修会ではその館長が講演することがわかった。転勤してもまだまだ縁がつながっている。次の展開が楽しみになるよう自分ごととして動いて行こうと思う。


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Posted by ろくさん  at 23:51 │Comments(0)本業延長記者のバリバリ取材録

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