CATEGORY:地域活動記者のわくわく取材録

2018年11月10日

学生相談「話すことへの抵抗感」の減少策

先日の学生からの相談「話すことへの抵抗感」の減少策について、対話やSNSでのやりとりを通じて、自分なりに整理できたのでここで紹介する。

人前で話す、知らない人と話す、集団の中で相手を見つけて話すって、たしかに少し抵抗ある。こんな話を振っていいのかと考えすぎたり、自分が話そうとする筋道を考えているうちに別の話題になることがある。でも話してみて、よかったと思えることは多いし、新たな扉が開くこともあるから、やっぱり「話すことへの抵抗感」は少なめの方がよさそう。

そこで、ありがちな「話すことへの抵抗感」の減少策は、「場数を踏む」であるが、それだと度胸がつく、失敗して修正するにはいいが、やっぱり足らないと思い、それ以外を考えた。

学生相談「話すことへの抵抗感」の減少策



語学の4技能は、「聞く」「話す」「読む」「書く」である。
話すことへの抵抗感への解決ヒントは、他の3技能「聞く」「読む」「書く」にあると思う。

「聞く」
先月末の静岡県立大学合同同窓会で、アナウンサーの原田さんと話した時に、気づいたことがある。私の話を聞いている際に、私の言葉に加えて、私の表情から私が考えていることを全部つかもうとする視線や表情を感じた。まるで吸い取られそうなくらい、しっかり聞いてくれていて、話すことのプロは聞くことのプロだということを認識した。しっかり聞くことは、話すことに求められていることを知る最大の手段だろう。

「読む」
「読書力(斎藤孝著)」に、読むことには、「しっかりと相手の言っていることの幹を押さえて、それをより伸ばす」力がつくとある。読書によって、相手の話の大事な部分を見つけること、さらにそれを自分の言葉でつなぐことがより強くできるだろう。

「書く」
書くこと(ブログ等にアップすることも)は、自分の考えを正確に伝えるために、根拠や理由、単なる感想でなく思考や分析を加えて、論理的な構成を考える必要がある。何となくわかったで終わらず、自分の言葉にする(言語化する)ことで腹落ちできるだろう。さらに書き留める(記録する)ことで、中身の深い話のネタをストックし、いつでもとりだせるようにしておくと、深い対話がしやすいだろう。
(ライターなど書くことを仕事にしている人のコメント力が高いのもこれだと思う)

相談者には、私の読書記録(ブクログ)とこのブログを紹介したが、今回の相談を通じて、自分でも何となく思っていたことを整理できたと思って感謝している。このブログもその実践例なので。

追記:書くことで論理構成ができて、でたらめがホントに感じる例(?)
1 ちびまるこちゃんの眼の縦線は何か?
2 なぜ、緑や桃色は、赤い、青い、黄色いのように、「い」をつけられないのか?
3 「関東1つ残し」克服術

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Posted by ろくさん  at 16:29 │Comments(0)地域活動記者のわくわく取材録

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