CATEGORY:地域活動記者のわくわく取材録

2008年01月22日

地域ブランド戦略に一石を

地域ブランド戦略に一石をこのところ毎日のように新聞に掲載される「地域ブランド」。身近なところでは、富士ブランド焼津鰹節ブランド・・・。これは、昨年4月に施行された特許庁の地域団体商標制度を追い風にして、各地の商工関係団体がブランド認定して大々的に注目されているように感じている。

小規模、市民レベルの清水ブランド大作戦にとって、これらの動きは逆風か?いやいや、いい風が吹いてきたなあと感じている。赤福、白い恋人などの食ブランドのほころびを見ていると、身近な市民の目、口、鼻こそがブランド(=信用)を育てると考えるからだ。大きな団体が認定したからブランドになるとは思えない。ぜひとも、世間の地域ブランド戦略に一石を投じてみたくなった。

1年半前、富士宮で「いただきます検定」を提案・実施した時も、ご当地検定が高度化・権威化される傾向にあった中、他の検定がやらなかった「問題公募」に取り組んだ。これは、、「市民の食を選ぶ目を養う」目的に徹したからだ。

ブランドで市民の信頼を高めるためには、市民がブランドを作る方がいいと考えるのである。


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Posted by ろくさん  at 22:36 │Comments(2)地域活動記者のわくわく取材録

COMMENT
その通りですね!
最近の地域ブランドブームで問題なのは、「地域商品ブランド」と「地域ブランド」がごっちゃになっているというか、「地域商品ブランド」をもってして「地域ブランド」となっている点であります。夕張メロンは地域商品ブランドでは成功しましたが、夕張市は財政破綻です。その違いを知っておく必要があります。
かつて企業ではCI CI」とどこもかしこもやっていました。その結果は?ロゴが変わっただけで、結局広告代理店が儲かったという図式でした。今回の「地域商品ブランド」もそれと同じ伝を踏まなければいいのですが・・・
私は、「地域ブランド」は市民の生活スタイルそのものだと考えます。その領域まで行かないと地域はブランド化されないでしょう。そのためには粘り強い行動しかないと思っております。
Posted by 深澤竜介 at 2008年01月23日 08:27
竜介さん
たしかに、「地域商品ブランド」と「地域ブランド」がごちゃまぜですし、市民生活スタイルそのものが地域ブランドになればいいですね。
富士宮からは少し離れますが、またゆっくり話しましょう!
Posted by ろくさん at 2008年01月24日 00:14
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    コメント(2)